「それだけの価値がある」(字幕では、「でも名誉だ」となっています)
高校の英文法では、worth 〜ing 「〜する価値がある」で、覚えるフレーズですが、worthの後ろに来るのは、このように必ずしも動名詞とは限りません。
例えば、
The selling price of the book is 3,000 yen, but it is worth a million to me.
「定価は3000円の本だが、私には100万円の価値がある」
worth は前置詞または名詞ですが、形容詞はworthwhile です。
worthwhile : (時間・金・労力を)かける価値がある
This movie is worthwhile.
「この映画は見る価値がある」
= This movie is worth seeing.
実は、もう一つ別の形容詞もあって、以下のように使います(^^;;
The incident is worthy of being remembered.
= The incident is worthy to be remembered.
= The incident is worth remembering.
「その出来事は記憶に値する」
何だかややこしいですが、こういう語法の問題は、試験でも狙われやすいので、一度整理しておきましょう( ^ω^ )
映画 Hobbit (2) の最後に主人公ビルボが言うセリフです。
字幕では、「僕たちのせいだ。」となっていますが、直訳は「僕たちは何をしてしまったんだ?」ですね。
何かとんでもない事をしでかした時に使えます(^^;;
“Home Alone”にも
自分のした事を見ろ!: Look what you have done !
なんて言う表現がありました(^ ^)
因みに、「〜のせいだ」を直球で言うと、次のようになります。
私のせいです: It’s my fault.
全部あなたのせいよ: It’s all your fault.
誰のせい?: Whose fault?
他にも、「私のせいです」の言い方があります。
I’m the one to blame.
(私が責められるべき人だ。)
ちょっと知性が感じられる表現ですね( ^ω^ )
失敗 (mistake, failure, setback, blunder, fiasco) はしたくないですが、もし失敗してしまったら、それを無駄にはしたくないですよね(^^;;
最後に、
「やらかした!」 I really blew it !
なんていう表現も( ^ω^ )
タイトルの英語は、You’ve Got Mail
で、現在完了形です(^ ^)
同業で競合相手、というより大手書店の進出で、地元の児童書店が閉店に追い込まれるという現実の裏で、それぞれの経営者がメールのやり取りと、ネットのチャットでお互いの素性を知らずにいい関係を築いているという話。
こんな長〜いセリフを拾ってみました(^^;;
I was able, for the first time in my life, to say exact thing I wanted to say at the exact moment I wanted to say it.
(字幕) 生まれて初めて言いたいことをズバッと言えたわ。
「生まれて初めて自分の言いたいことそのものが、言いたいその瞬間に言えたわ。」
And of course, afterwards I feel terrible just as you said I would.
(字幕) でも、あなたの言った通りその後味の悪さったら!
「そしてやっぱり、その後で、あなたがそうなるだろうと言った通りひどい気分になったわ。」
No matter what he’s done to me, there was no excuse for my behavior.
(字幕) もし、傷ついてたら?私は自分を許せないわ。
「彼が私にどんなことをしたからといって、私の振る舞いに何の言い訳もできないわ。」
If I hadn’t been Fox Books and you hadn’t been Shop Around The Corner and you and I had just, you know, met, I’d have asked for your number.
(字幕) 僕らの間に店のことがなくて、ただ普通に出会ってたら、電話番号を聞いてた。
「もし僕が Fox Books じゃなくて、君が Shop Around The Corner じゃなかったら、そして君と僕が、その、ただ出会ってたら、僕は君の電話番号を聞いてたよ。」
I wouldn’t have been able to wait 24 hours calling and saying: “How about some coffee or, you know, drinks or dinner…or a movie for as long as we both shall live.
(字幕) きっと24時間も待てずに君に電話をしてたよ。「お茶か食事を一緒にどう?」「映画でも見に行かない?」「一生 僕と一緒に」ってね。
仮定法って、日常会話に本当によく出てきますね(^ ^) それだけ、事実と反対の事を考えて、もし〜じゃなかったら。。。もしあの時〜してなかったら。。。っていわゆる「妄想」を抱く人が多いってことでしょうか?あなたはどうですか?
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この映画を知っている人は少ないと思いますが、私の大好きな映画の一つです(^ ^)ストーリー展開もさながら、個性あふれる登場人物にウィットに富んだセリフ、そしてBGMは、タイタニックを始め、数々の素晴らしい映画に音楽をつけている James Hornerです(^ ^)
では、セリフを拾います。
ある著名な数学者の部屋から盗んだ “black box” についてのやりとり
“So, it’s a code-breaker.”
“No, it’s the code-breaker.”
「つまり、暗号解読器ってこと。」
「いや、究極の解読器だ。」
2文目の the は、強くはっきりと「ジ」と読み、ここでは「究極の」という訳が当てられています。「他にない、まさにその」と言いたいときに使い発音は常に「ジ」です。
因みに、映画の中では他にも暗号がらみの語彙が出てきます。
cryptography (暗号学、暗号文)
It’s encrypted.(暗号化されてるよ。)
トム・ハンクスの “Da Vinci Code”
の code も「記号、暗号」の意味で使われています。他にも”dress code” (服装規定)という言葉がありますが、これは、最近日本語にもなってきていますね。また、”zip code” となると、これは「郵便番号」(米)です。
因みに、電気器具などの「コード」は、”cord” ですので、ちゃんと区別しましょう( ^ω^ )
今回は、ケビン・コスナー主演のフィールド・オブ・ドリームズから、セリフを拾ってみました。音楽も素晴らしく大好きな映画です( ^ω^ )
主人公Rayが聞く不思議な声は3つ
“If you build it, he will come.”
“Ease his pain.”
“Go the distance .”
意味はそれぞれ :
「おまえがそれを作れば彼はやって来る」
「彼の痛みを癒せ」
「やり遂げるのだ」
妻Annieは、夫にこれを聞くと、
“If you build what, who will come?”
「何を作ったら、誰が来るの?」
“Ease whose pain?”
「誰の痛みを癒すの?」
相手が言った内容で分からないところを疑問詞にしてそのまま聞き返していますね(^ ^) 一つのテクニックです(^ ^)
3つ目の声は、一緒に野球観戦していた、作家のTerrence Mannも聞いていました。Rayが、彼と一緒にミネソタへ行くと聞いたAnnieは、”You kidnapped him.”と呆れます。
kidnap : 誘拐する
よく似た言葉で、「拉致する」というのがありますが、これは abduct です。
また、子供の誘拐や行方不明事件が多いアメリカでは、牛乳パックに行方不明の子供の写真を載せ、その上に大きく”MISSING CHILD ” と印刷されていることがあります。
「何かが足りない。」って英語で何と言うでしょうか?
“Something is missing.”
機会があったら、使ってみましょう。では、また( ^ω^ )
今日は、ハリソン・フォードの代表作の一つ、インディ・ジョーンズの第3作目からセリフを拾いました( ^ω^ )
Indiana (Dr. Henry “Indiana” Jones, Jr.) と、のちに息子であると発覚するMuttとの会話
Muttが、サソリに刺され恐怖に震え、自分は毒で死ぬのかとインディにたずねると、インディが、
“How big?”
“Huge!”
“Good.”
“Good?”
“When it comes to the scorpions, the bigger, the better. Small one bites you, don’t keep it to yourself.”
(大きさは?)
(デカイ)
(よかった)
(よかった?)
(サソリはデカイ方がいい。小さい奴に刺されたら騒げ)
“When it comes to 〜”(〜の事になると)
例えば、
“When it comes to playing the guitar, he is next to none.”
(ギターを弾くことにかけては、彼の右に出るものはいない)
“the 比較級, the 比較級”(〜すればするほど〜)
例えば、
“The sooner, the better.”
(早ければ早いほどいい)
いずれも、高校英語の文法で習います(^o^) “keep it to oneself ” は「(それを自分の中に留めておき) 誰にも話さないでおく」という意味。oneself のところは、その人に応じて変えます。”Keep it to yourself.”「誰にも話すなよ。」
機会があったら、是非、使ってみましょう! ではまた( ^ω^ )
クリスマスももうすぐなので、今日は「ホーム・アローン」”Home Alone” (1990年米)にしました(^ ^)
マコーレー・カルキンの代表作で、余りにもヒットしたため、彼のその後の人生を悪い意味で大変貌させてしまった作品でもありますが、何度見ても楽しめる映画です( ^ω^ ) 監督は、ハリー・ポッターなども手掛けているクリス・コロンバスです。
では、セリフを拾ってみましょう。
主人公のKevin (8才)の兄Buzzが、みんなを脅そうと、でっち上げの話をしている場面で、
“The salt turns the bodies to mummies. “「塩漬けになった死体はやがてミイラ化する。」
mummy は、ここでは「ミイラ」です。幼児が使う「ママ」も同じ綴りがありますが、”mommy”とも綴ります。発音は微妙に違うんですが、聞き分けるのは至難の技なので、こういうのは、前後関係で類推するしかないですね(^^;;
(映画「ハムナプトラ」の原題は”The mummy”です。)
Kevinは、そのあと、色々とヘマをしでかし、母親に怒鳴られます。
“What is the matter with you !”
「何なの!」
この表現、学校では、「相手の具合が悪そうな時に使う」と習ったと思いますが、こういう風に、「相手が何か気に入らない様子」の時にもよく使うんです(^ ^) what と is を分けてハッキリと話すことで、母親の苛立ちが伝わってきます。
母親に気持ちをわかってもらえず、Kevin は、家族なんかいらないと言ってしまい、母親が、
“I hope you don’t mean that.”
「本気なの?」(あなたが本気で言ってるんじゃないことを願います。)
“You’d be pretty sad if you woke up tomorrow morning and you didn’t have a family.”
「明日起きて家族が消えたら?」
(あなたが明日の朝起きて家族がなかったら、とっても悲しくなるわよ。)
母親は、かなり早口で話すため、字幕はかなり意訳されていますね(^^;;
文法的に解説すると、絶対に起こりそうもないことなので、未来の事でも過去形(仮定法)なんですねぇ。
そして、翌朝、自分一人だけが家にいるのがわかると、Kevin は、
I made my family disappear!
「ボクの願いが通じたんだ!」
(ぼくが家族を消えさせたんだ!)
これは、使役です。
話し言葉でも、色々な文法が、ちゃんと使われているんですね( ^ω^ )
では、ここで、クリスマス関連の単語テストです(^ ^)
1) reindeer
2) hymn
3) cathedral
答えは
1) トナカイ
2) 賛美歌
3) 大聖堂
ご存知でしたか?
では、今日はここまで( ^ω^ )
今日の映画は「幸せのレシピ」(2007年米)
邦題を考えるのは苦労したんじゃないでしょうか。
原題は、”No Reservations” 「予約なし」ですからねぇ。
まずは、始めの方に出てくるセリフを拾いました。主人公のシェフKateが、自分の料理にクレームをつけた客にキレた後で、レストランのマネージャーに言われた一言
“How many times have I told you you can’t make a scene every time someone doesn’t like your food?”
「これで何度目?もうお客ともめないで。」
(誰かがあなたの料理が気に入らないと言うたびに騒ぎをおこしちゃいけないって私何回言ったかしら?)
そこで同僚が口をはさみ、Kateが彼女に、
“Stay out of it!”「黙って!」
(そのことに触れないでいて)
映画の字幕は、字数制限があるため、かなりの意訳が必要とされますね。次はどうでしょう?
“I couldn’t have done it without you.”
「君のおかげだよ。」
(君がいなかったら、僕はそれをすることが出来なかっただろう。)
これは、仮定法過去完了ですね(^ ^)
因みに、最初にご紹介したセリフに使われている make a scene は、「声を立てて騒ぐ」という意味です。例えば、”Don’t lose your temper and make a scene.” 「かっとなって醜態を演じないでくれ。」
では、最後に単語クイズです。意味は?
1) quail
2) truffle
両方ともフランス料理によく使われる食材です。答えは、ウズラとトリュフ。出来ましたか?
ではまた( ^ω^ )
映画はお好きですか?
日本に住んでいる私たちには、映画は感情移入が出来て、まさに自分がその場(英語の世界)にいるように思えますよね。だから、どんな状況でどんな英語表現がふさわしいかを映像と一緒に覚えられるとても良い英語学習の教材だと私は思います。
「プライドと偏見」(Pride and Prejudice)より、こんな表現を拾いました。
主人公エリザベスの親友が、苦境の中、安定した生活を求めて、愛のない結婚を伝えに来たシーンで。(結婚相手は、エリザベスに以前ふられた牧師です。)
Don’t judge me. Don’t you dare judge me. 「私を非難しないで。あなたには非難出来ないわよね」
「非難する」と言うと、blame とか accuse などが思い浮かぶと思いますが、judge で言い表すんですね。
また、「ある人を誤解していた」という内容を
I was so blind. 「私にはよく見えていなかった」と言っているんです。もちろん、misunderstand を使うことも出来ますが、単語が短い分、ずっとカッコイイ( cool )とおもいませんか?
こういうのを見つけると、私はとても嬉しくなって、「また観よう!」ってなっちゃうんです( ^ω^ )
皆さんも、興味深い表現を拾ってみませんか?