We’ll be waiting for you, Elliott. So come back for sure.
待ってるからな、エリオット。ちゃんと戻ってこいよ。
エリオットとETが、自転車に乗って丘に出かけようとしている時に、兄のマイケルが言うセリフ。文法的には、1文目に未来進行形が使われています。英語の時制はなかなか難しいものもありますが、この未来進行形もどんな時に使ったらいいのかよくわからないもののうちの一つです。こういう場面で使われているというのをしっかりと覚えていけば、時制もよくわかりますね(^^)
因みに、最後の for sure ですが、「確実に」という意味です。確かだと思うことを言いたい時、このように文の最後にくっつければ簡単に使えますね。他の例文を見てみましょう。
I can’t say for sure. 確実とは言えません。
One thing is for sure. 一つだけ確かなことがある。
It’s only 3:30 now, so we’ll make the train for sure. まだ3時半なので、確実に電車に間に合うでしょう。(この make は、「〜に間に合う」という意味で、日常会話でよく使われます)
sure の代わりに certain を使うことも出来ますが、sure の方がよく使われるようです(^^)
今日の表現として、未来進行形と、熟語 for sure を覚えましょう( ^ω^ )
I’ll try as fast as I can, Mike. You gotta cover me.
大急ぎでやってみせるよ。後は任せたよ。
as fast as I can : 出来るだけ速く
エリオットがETと自転車に乗って丘に向けて出発する時に、兄のマイケルに言うセリフ。この後あの有名な自転車で空を飛ぶシーンが来る。
★ as … as one can は、高校で習う有名な表現です。as … as possible も同じ意味で使えます。
Get up as early as possible. 出来るだけ早く起きなさい。
I need as much money as possible to the plan. その計画には出来るだけ多くの金が必要だ。
as soon as possible も慣用表現として定着していますね。これは、頭文字のみで a.s.a.p. としても頻繁に使われています。
因みに、セリフ後半の gotta は、have got to が省力されて got toとなり、さらに縮まって gotta となったものです。あくまでも口語で、書き言葉ではないので気をつけて使ってくださいね。
ではまた( ^ω^ )
「日が暮れたら1時間以内にちゃんと帰るのよ。」- 日暮れの後1時間で帰りなさい、それより遅くならないで。
エリオットの母親のメアリーが、ハロウィーンの衣装を着て街に出かけていこうとする子供たちに言うセリフです。
「家に戻る」は、get (back) home, come (back) home など、いろいろ言えますが、ここでは、「家」に限定しないで、ただ「戻ってくる」という表現の be back を命令文にして使っています。ターミネーターでシュワルツネッガーの言う、”I’ll be back.” というセリフは聞いたことがあるんじゃないでしょうか?(^^)
★ no later は、no later than 〜 「〜の前に (〜より遅くならない)」という形でもよく使われます。例えば、
Please send in your application no later than the 15th of this month. 今月の15日までに願書郵送してください。
No application submitted later than October 10th will be accepted. 10月10日以降の願書は受理しない。
上の例文のように、堅い文章によく使われるので、TOEICにもよく出てくる表現です(^^)
映画のセリフは生きた英語です。ストーリーや、画像もあり、どんな時に使っているかもよく分かるので、本当に勉強になりますね( ^ω^ )
ではまた( ^ω^ )
Remember when he used to take us to the ballgames and take us to the movies … and we’d have popcorn fights?
「野球の試合や映画に連れてってもらって… ポップコーンの投げ合いしたの覚えてる?」
エリオットと兄のマイケルが、昔父親と一緒によくした事を思い出している場面です。
★ used to 動詞の原形 : (以前は)よく〜したものだ。
I used to play golf with my friends. 「昔はよく友達とゴルフをしたもんだ。」
これが、I am used to playing golf with strangers. となると、「知らない人と一緒にゴルフをするのは慣れてるよ。」となるので、ごちゃごちゃにならないように整理しておきましょう(^^) 高校の英語のテストでよく出題されます!
★ be used to 〜ing : 〜するのに慣れている
これら 2つの used ( ユーストゥ) の発音にも気をつけましょう。
また、映画を見に行くとい表現は、見る映画が一つであっても、このように複数形で言います。
Why don’t we go to the movies tonight? 「今晩映画に行かない?」
このように、高校の文法で習う表現の多くが実際に使われています。しっかり覚えておけば、いざという時に役立ちますよ(^^)
ではまた( ^ω^ )
「もう少しきちんとしてあげなよ。」 彼に(人格的な)気高さをあげなさい。 dignity : (人格、精神などの) 気高さ、高潔さ、尊さ
エリオットの妹のガーティーが、ETに、変な服を着せているのを見て、エリオットが言ったセリフ。
You know, you should give him his dignity. This is the most ridiculous thing I’ve ever seen. 「あのね、もう少しきちんとしてあげなよ。こんなバカげた格好は見たことないよ。」
dignity は、日本では高校で習う単語ですが、エリオットはまだ10歳ぐらいです。ちょっと大人ぶって使っているのかも知れませんね(^^) いくつか例文を拾ってみました( ^ω^ )
He abandoned his dignity and ran for safety. : 対面をかなぐり捨てて、安全に逃げ込もうと走り出した。
He has no dignity when it comes to the matter of money. : 金のこととなると体裁も何もない男だ。
Despite his poverty, he still upheld the dignity of a samurai. : 貧乏していてもなお武士の尊厳は保っていた。
death with dignity : 尊厳死
また、後半の文 ” This is the most …. thing I’ve ever …..” 「こんな〜は 〜したことがない。 」は、よく使われる定型表現です。
This is the most delicious dinner I’ve ever had. : こんな美味しい夕食は食べたことないよ。今までで一番美味しい夕食だ。
This is the most interesting movie I’ve ever seen. : こんなに面白い映画は見たことないよ。今までで一番面白い映画だ。
most 〜 の部分は、最上級なら何でもいいので、
This is the hardest experience I’ve ever had. : こんな辛い経験はしたとこないよ。今までで一番辛い経験だ。
I’ve ever …をつけると、最上級がさらに強調されますね。
いろいろ使ってみましょう( ^ω^ )
「紹介したい人がいるの。」 ー 私はあなたに誰かに会って欲しいのです。
娘のガーティー(4歳ぐらい)が、E.T.を母親に会わせようとしている場面でのガーティーのセリフ。
「紹介する」は、英語で introduce と言いますが、そんな単語を使わなくても 同じ事が言えるんですね。ちょっと難しい英単語がとっさに出てこない場合、知っている単語で会話を続けるためのテクニックです。言いたいことを、どれだけ易しい日本語に直せるかが鍵になります。例えば、
「ご要望の物は何でしょうか?」
これを簡単な日本語にすると、「何が欲しいのですか?」ということなので、
What do you want? / What would you like? / What do you need? などと言えば、言いたいことは十分伝わりますよね?
さらに、「次が私の降りる駅です。」という場合、
「私は次の駅で降ります。」ということなので、
I’ll get off at the next station. と言えばいいですね。
会話を少しでも長く続けるために、簡単な日本語に言い換えてから英語にしてみましょう( ^ω^ )
ではまた( ^ω^ )
私に任せなさい。
カエルの解剖の時間に、エリオットが逃したカエルでクラス中が大騒ぎになっている時の先生のセリフ。
Let me 〜. で、「私に〜させて下さい」という意味になりますね。例えば、
Let me introduce myself. 自己紹介させて下さい。
Let me help you. 手伝わせて下さい。
Let me do this. これ私にやらせて。
me が us になれば、いわゆる誘いの文 Let’s 〜 になりますよね。
let は、そもそも使役動詞です。「本人がやりたがっているから、やらせてやる。」と言いたい時に使います。
Her parents let her marry him. 「彼女の両親は、彼女を彼と結婚させてやった( 結婚を許した)」という事ですね。こういう表現を使うということは、つまり、もともと反対だったというニュアンスが伝わってきます。
最後に 「教えて」という言い方は、tell me 〜 の他に、let me know 〜 も大人の会話ではよく使われます(^^)
いろいろ使ってみましょう( ^ω^ )
The s-scalpel is very sharp. Use discretion when you are cutting. There will be little blood. There may be a few body fluids-
メスはとてもよく切れます。使うときは十分注意してください。血はほとんど出ません。体液は少し出てくるでしょう…
エリオット(10才) の学校のカエルの解剖の時間に、理科の先生が説明している場面です。
10才といえば、日本だと小学校3ー4年生ですが、「気をつけて」というのに、 Be careful. ではなく、discretion (分別、思慮深さ、慎重さ)という、単語を使っているんですね。この単語、日本の英語の教科書だと、高校にならないと出てこない難しい単語です(^^;;
また、little blood 「ほとんど血が出ない」という表現や、a few body fluids 「少しは体液が出る」など、液体でありながら、可算名詞の fluid も気になるところです。
少し整理しましょう。使い方覚えていますか? a に注目です。
a little blood 「少し血が出る」 little blood 「ほとんど血が出ない」ー 不可算名詞
a few body fluids 「少し体液が出る」 few body fluids 「ほとんど体液が出ない」ー 可算名詞
因みに、解剖は dissection、解剖学は anatomy といいます。
ついでに、外科手術は surgery, 外科医は surgeon です(^^)
ではまた。
幼稚だね。(エリオットをからかう兄に対して、エリオットが言うセリフ)
4月ももう3分の1が過ぎましたが、環境が変わった皆さんは、もう新しい環境に慣れてきたでしょうか?
環境が変わると、人間も成長しますよね。
さて、immature のもとになっている単語は mature ですが、これは、形容詞で「熟した、十分成長した」、他動詞で「成熟させる」、自動詞で「熟す、満期になる」と、広い使い方ができる単語です。
What becomes of a child prodigy as he or she matures? 天才児は大人になるとどうなるのだろうか?(自動詞)
The wine is not mature yet. そのワインはまだ熟成していない。(形容詞)
The bond will mature in 1999. その債権は1999年に満期になる。(自動詞)
His hard life abroad matured his character. 海外での生活が彼の人格を円熟させた。(他動詞)
一方、Immature は、形容詞の用法のみで、「熟していない、大人げない」などの意味があります。
She is too immature for the responsibility. その責任を負わせるには未熟すぎる。
It was immature of him to do that. そんなことをするとは彼も幼稚だ。
大人の対応が出来るように成長はしたいと思いますが、無理に背伸びしないでマイペースもいいですよね?( ^ω^ )
では、また ( ^ω^ )
Michael: Elliott, what is it?
Elliott: I don’t know. Something scary.
エリオット、これは何なんだ?
分からない。何だか恐ろしいよ。
(E.T.が、いくつかの粘土のボールを宙に浮かせて銀河系を作り、回転させるシーンでー 何か超能力を使っているように見える)
something という代名詞は、形容詞が後ろに着くちょっと変わった単語ですが、次のような形もよく見かけますね。
I have something to tell you. あなたに言うことがある。
こんな使い方もあります。
He’s really something. 彼は大した奴だ。
Isn’t that something? すごいと思わない?
はたまた、こんなことわざもあります(^^)
Something is better than nothing. (少しでもあれば) ないよりましだ
いろいろ使える単語です、たくさん表現を覚えて活用しましょう( ^ω^ )
ではまた。